366日

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脚本：清水友佳子

主題歌：「366日」　HY

演出：平川雄一朗、宮木正悟、片山雄一

プロデュース：狩野雄太

制作協力：AOI Pro.

制作・著作：フジテレビ

高校時代に実らなかった恋をかなえるために再び動きだすが、予期せぬ悲劇に見舞われる。愛する人を想い続ける愛の物語。

音楽教室の事務受付をしている雪平明日香（広瀬アリス）は、当時通っていた高校が廃校になるということで、同級生らと同窓会に行くことに。

校舎を訪れ、同級生たちと久しぶりの話で盛り上がる中、当時好きだったクラスメイトの水野遥斗（眞栄田郷敦）と再会する。

高校時代、遥斗にひそかに思いを寄せていた明日香は、卒業式の日に思いを伝えようとするが、お互いの誤解もあり、思いを伝えられないまま、離ればなれになる。

連絡先を交換した明日香と遥斗は、会話を交わす中で、実は両思いだったことを知る・・・。

お互いの気持ちを誤解していたことに気づき、本当の思いを告白しあった2人は、12年越しに交際することに・・・。

同級生たちにも祝福され、この上ない幸せを手にした明日香だったが、ある日、遥斗を予期せぬ悲劇が襲い、意識不明の重体になってしまう・・・。

第１話

12年前、雪平明日香は高校2年生で吹奏楽部に所属し、高校野球県大会のスタンドでバッターボックスに立つ水野遥斗を応援していた。遥斗の実家はお好み焼き屋を営んでおり、明日香は仲間たちとよく集っていた。明日香は遥斗に思いを寄せていたが、高校時代にその想いを伝えることはできなかった。その後、明日香は大学を卒業し、「オカベ音楽教室」の受付として働いていた。ある日、明日香は高校の同窓会が行われることを知らされる。明日香たちが通っていた龍ヶ崎高校の廃校が決まったため、その前に集まることになったのだ。同窓会の当日、高校近くの駅に降り立った明日香は、町並みを懐かしみながら歩を進める。教室に入ると、明日香は集まった莉子や智也たちと近況などを語り合う。そして、明日香はスカートにジュースをこぼされ、水場にシミをとりにいって、渡り廊下を歩いていると「久しぶり」と声をかけられた。明日香が振り向くと、そこには遥斗がいた・・・。

第２話

高校時代、お互いに片思いだった明日香と遥斗は、誤解やすれ違いで、思いが通じ合うことはなかった。出会ってから12年後、明日香と遥斗は片思いではなかったことを知り、晴れて交際することになる。しかし、初デートを約束した日に不幸が襲いかかる。遥斗との約束の場所に着いた明日香のスマホに、智也から「遥斗が事故に遭って救急搬送された」と連絡が入る。明日香が急いで病院に行くと、遥斗は緊急手術中で、先に来ていた智也と莉子に事情を尋ねるが、2人とも詳細は判らない。遥斗の両親・輝彦と智津子が駆けつけると、手術室の扉が開き、マスク姿の医師が出てくる。その医師は明日香が働く「オカベ音楽教室」に娘を連れてきた池沢友里だった。輝彦と智津子は、友里から説明を受け、その内容を遥斗の妹、花音や明日香らにも状況を話す。事故が起きたその橋は、遥斗とデートの待ち合わせをしていた場所の近くだと気づいた明日香は「約束なんかしなければ・・・」と自分を責めるが、輝彦と智津子は、明日香のせいではないと告げる。それでも、明日香は・・・。

第３話

明日香は、意識不明で入院中の恋人・遥斗を見守っていくことを決意し、遥斗の両親である輝彦と智津子、妹の花音も明日香の強い思いに心動かされる。そんな中、明日香が病院から帰ろうとすると、高校時代の同級生で遥斗らとも仲良しだった吉幡和樹がいた。遥斗の見舞いに来たのだと思った、明日香が声をかけるが、和樹は何故か立ち去ってしまった・・・。明日香は莉子にその事を電話で話すと、莉子は「遥斗が和樹の話をするといつも様子が変だった」と言う。数日後、花音は明日香に診断書を遥斗の勤務先の人が受け取りに来るので渡してほしいと頼まれる。翌日、明日香が病室にいると、遥斗の勤務先の同僚である木嶋康介が診断書を取りに来た。遥斗が準備していた飲食店を引き継いだ木嶋は、遥斗がこだわっていた店舗の壁面に飾ろうとしていたアート作品に心当たりはないかと明日香に尋ねる。明日香は「見たら絶対感動するから、楽しみにしていて」と、遥斗に言われた事を思い出す。遥斗の思いを叶えてあげたいと思った明日香は、こだわっていたアート作品を探すことを決意する。

（フジテレビ「366日」より）

「366日」
主な出演者（キャスト）

　広瀬アリス

　眞栄田郷敦

　坂東龍汰

　長濱ねる

　綱啓永

　夏子

　中田青渚

　中沢元紀

　清乃あさ姫

　和久井映見

　前田公輝

　戸田菜穂

　北村一輝