東大卒だが、4回も司法試験に落ちた崖っぷちパラリーガル・石田硝子(有村架純)と、司法試験に1発合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男(中村倫也)。
この2人が誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むリーガル・エンターテインメント!
第1話
石田硝子(石子)は父・綿郎(さだまさし)が営む「潮法律事務所」で働くパラリーガル。ある日、綿郎がぎっくり腰になり、代理として羽根岡佳男(羽男)がやってくる。羽男は、ひょんなことで綿郎と出会い「潮法律事務所」にスカウトされたようだ。そんな中、羽男に相談の依頼が入ってきた。依頼者は中古車販売店で働く大庭蒼生(赤楚衛二)。カフェで携帯電話を充電していたら、店から訴えられたという。蒼生の話を聞き、石子と羽男はカフェを訪れ、店長(田中要次)と対面した羽男だったが・・・。
第2話
石子と羽男は大型ショッピングモールで無料法律相談会を開いているところへ、一組の母子がやってきた。母・相田瑛子(木村佳乃)は、小学生の息子・孝多(小林優仁)が内緒でスマホゲームに課金して、ゲーム会社から高額の請求されて困っていた。できれば返金してもらいたいと相談され、羽男らはゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ねると、担当弁護士は羽男の元同僚の丹澤文彦(宮野真守)だった。羽男は「未成年者取消権」を主張するのだが・・・。そして、事態は思わぬ方向に転がって行く・・・!
第3話
羽男に「国選弁護」の依頼が舞い込む。大学生の山田遼平(井之脇海)が、映画を短く編集した「ファスト映画」を動画サイトに無断でアップロードし、著作権法違反で映画会社から告訴されたという。羽男は、注目されている事件なので、やる気満々だが、お金にならない国選弁護の依頼に乗り気じゃない石子。しかし、遼平は反省どころか悪態をつき、羽男は振り回されることに。そんな中、新たな事件が巻き起こって・・・。
第4話
堂前絵実から弁護の依頼が石子と羽男のもとにに舞い込む。絵実の妹・一奈が運転する電動キックボードにぶつかって転んだ新庄隆信が、帰宅後に容体が急変し、警察はひき逃げ事件の容疑者として一奈が逮捕されてしまったのだという。石子と羽男は、一奈が「すぐに男性に駆け寄った」と聞き、示談の可能性を探るが、新庄の妻はひき逃げを主張する。そして裁判に持ち込まれ、羽男は姉で検事の優乃と争うことに・・・。さらに、事故当日の目撃者探しをしていた石子と羽男は、真相を探ろうと思わぬ行動に出る・・・!
第5話
そば屋の塩崎が潮法律事務所に相談にやって来た。叔父の重野が、隣家の木が自宅にまで伸びてきて、毛虫が大量発生して困っていると言う。石子と羽男が重野家の隣人・万寿江を訪ね、伸びた枝を切ることをお願いすると万寿江はすんなり了承し、問題は解決した。しかし後日、逆に万寿江から重野へピアノの騒音による慰謝料を要求する書類が届く・・・。そんな折、大庭と行動を共にしていた石子が突然腹痛を訴え、病院に担ぎ込まれる・・・。
第6話
今回の依頼人は、高梨拓真。家族で分譲賃貸マンションに越して来たが、その部屋は幽霊物件だと言う事が判る。幼い双子の息子を抱え育児ノイローゼ気味だった妻の文香は、匿名の手紙で「孤独死があった部屋だ」と知らされたことで幻覚や幻聴を訴えるようになる。拓真は、不動産会社に引っ越し費用の請求と違約金発生の契約を無効にしてほしいと言う。石子と羽男はさっそく不動産会社へ向かうと、社長の六車瑞穂にも言い分があり、一筋縄ではいきそうにない。そこで、匿名の手紙を送った人物を探し出して慰謝料を請求することに。
第7話
停車中のキッチンカーを破損させた人物を捜してほしいという依頼を受け、石子と羽男は丸来町の繁華街にやって来た。ここは居場所を求める少年少女が集まる場所で、聞き込みをしてもまともに話を聞いてくれない。川瀬ひなと東美冬に声をかけ、話を聞こうとするが無視されてしまう。ドライブレコーダーの映像をもとに捜索した結果、少年少女たちのカリスマ的存在で「K」と呼ばれている人物が浮かび上がる。そんな中、ひなから羽男に「助けて!」と電話がある。少女たちに隠された秘密とは?
第8話
「隠れ家」を売りにしている創作料理店の店主・香山信彦から潮法律事務所に相談があった。店が知らぬ間にグルメサイトに掲載されてしまい、掲載の取り消しを求めてサイトの運営会社を訴えたいと言う。石子と羽男が運営会社の顧問弁護士を訪ねると、そこには羽男の因縁の相手、丹澤の姿が・・・。羽男は掲載の取り消しを求めるが、丹澤はそれを拒否し交渉は決裂する。裁判で争うことになったため、石子と羽男は香山側に有益な情報を集め始める。そんな中、香山には大喧嘩したまま疎遠になっている息子夫婦・洋と蘭がいることがわかり・・・。
第9話
大庭が放火容疑で逮捕された。羽男が接見に行くと、大庭は「自分がやった」と罪を認めるが、理由については黙秘して何も話してくれない。更に、放火のあった公園のトイレの焼け跡から、一人の遺体が見つかり、石子と羽男は、大庭の無罪を信じつつも動揺する。そして、放火のあった現場を訪れ、大庭の家族にも会いに行くのだが・・・。
第10話 最終回
綿郎が「何日か出かけてくる」とメッセージを書き残し、それ以来、連絡が取れなくなった。綿郎が御子神と一緒にいた目論見とは・・・。一方、警察は、殺人事件の現場で拓が見た「もう一人」の人物を捜索していたが、手掛かりがつかめないままだった。そんな中、石子と羽男は、綾と高岡が巻き込まれた不動産投資詐欺と、綿郎が追っていた不動産投資詐欺事件に共通点が多いことに気付く。同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男は、共同で訴えることを高岡と綾に提案し、大庭も加わり、法律事務所一丸となって証拠集めに奔走する。口頭弁論の当日、羽男が法廷で顔を合わせたのは裁判官の父・泰助だった。石子は新証言を持って法廷に駆け付ける予定だったが・・・。
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(TBSテレビ、金曜ドラマ「石子と羽男 そんなコトで訴えます?」より)
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