霊媒師・城塚翡翠(清原果耶)は、犯人が視える能力を持っていたが、彼女の霊視には証拠能力がなかった。
しかし、ある日出会った推理作家・香月史郎(瀬戸康)の頭脳を武器に【霊視×論理】を組み合わせて事件の真相を明らかにしていく。
香月は、論理的な思考力を持ち、警察からも一目置かれ、翡翠の霊視に推理力を足して、共に事件を解決に導く。
ミステリー賞を総ナメにしたベストセラー小説をドラマ化!
霊媒探偵・城塚翡翠
第1話
7人の女性が犠牲になった女性刺創連続殺人事件。長い髪の清楚な女性ばかりを狙った事件は、未だ捜査の手がかりは掴めていなかった。そして霊媒師・城塚翡翠は、次に狙われるのは自分だと、その死を予感する・・・。その3か月前。「泣いている女が自分を見ている」という奇妙な夢に悩む女性・結花(田辺桃子)が、大学の先輩で推理作家の香月に付き添いを頼み、翡翠のマンションに相談に訪れていた。アシスタントの千和崎(小芝風花)に案内されると、息を呑むほどに美しい翡翠が待っていた。翡翠は、結花の職業を言い当てるだったが、論理を重視する香月は翡翠の力を疑っている・・・。
第2話
翡翠は、香月と親交のある大御所推理作家・黒越の別荘で起きるという心霊現象を調べることになる。明治時代に英国人が建てた通称水鏡荘は、歴代の主人に次々と不幸が起きたという縁起の屋敷。中にある鏡に、青い目の見知らぬ白人女性が映っていたという証言も相次いでいた。別荘でバーベキューに参加できると聞いた翡翠は、経験したことのない普通の楽しみに挑戦できると、張り切る。集まったのは黒越と、大学時代に黒越のゼミ生だった新谷、黒越の弟子で作家の別所、編集者の有本。翡翠は、年の近い新谷と距離を縮め、千和崎以外の人と初めて連絡先を交換した。しかし、翌朝、黒越が遺体で発見されたことで事態は一変する。
第3話
翡翠は、千和崎と共に香月のサイン会を訪れた。そこで、女子高校生・藤間菜月は、香月に「学校で起きている連続殺人事件を解決してほしい」と頼む。菜月が通う高校では、写真部の女子生徒二人が相次いで絞殺されていた。翡翠と香月は、捜査一課の刑事・蝦名と共に現場を回ると、二件目事件現場である廃工場で、被害者の霊が突然翡翠に降霊する。「先輩・・・。どうして、こんなこと、を・・・」と呟いた翡翠の目には同じ高校の制服を着た女子生徒の姿が。二人の被害者と接点があり、さらに先輩であるのは3年生の蓮見綾子だけだった。しかし、翡翠の霊視では、綾子から殺人の罪悪感を感じとることはできない。そんな中、なんと新たな事件が起きてしまう・・・。
第4話
翡翠は「透明な悪魔」女性刺創連続殺人事件の犯人によって、自分の身に死が近づいていることを予感する。千和崎は、翡翠の異変に気付き、香月に助けてほしいと頼む。数日後・・・。「透明な悪魔」による9人目の被害者の遺体が雑木林で発見される!香月は、鐘場警部から事件の情報を聞き、事件から翡翠を遠ざけようとする。そして「透明な悪魔」の正体は翡翠が霊視能力で事件を解決していることを知る人物だと推理する。更に、遺体発見現場を訪れた天子は、意外な人物が犯人かもしれないことを示すある証拠を見つけるが・・・。
第5話
翡翠の霊視によって、9人の若い女性達の命を奪った連続殺人犯「透明な悪魔」の正体が、鐘場警部である。それを聞いた香月は、鐘場を捕らえるための作戦を計画する。計画は、順調に進んでいると思われたが「透明な悪魔」の魔の手は、翡翠のすぐそばにまで迫っていた。私の死は、どうしたって防げないと言う翡翠の運命を変えることはできるのか?世間を震撼させた女性刺創連続殺人事件の終わりには、想像を絶する出来事が待ち受けていた・・・。すべての伏線が回収され、テレビドラマの常識を覆す!
invert 城塚翡翠 倒叙集
第1話
IT関連会社の社長・吉田直政は、同僚の狛木繁人に自宅マンションで殺害される。狛木は、風呂場での転倒事故に見せかけ、証拠を隠滅していた。翌日、鐘場警部補と雨野刑事が現場を検証すると、鐘場はデスクの上に残された「C」の形をした跡が気にかかる・・・。数日後、城塚翡翠は、狛木のマンションの隣の部屋に引っ越してくる!おっちょこちょいな女性を演じ、狛木のハートを掴んだ翡翠は、殺された吉田の霊が見えると言い、犯行を立証するべく距離を縮めていく。しかし、吉田の死亡推定時刻には、狛木の完璧なアリバイがあった。翡翠と千和崎は、狛木のアリバイを崩し、決定的な証拠を掴めるのか!?
第2話
夜の小学校で、教師の末崎絵里が、元校務員・田草明夫をコンクリートブロックで殺害する!絵里は、田草が誤って転落したように偽装する。翌日、遺体発見現場で待つ雨野刑事のもとに、鐘場警部補と噂を聞きつけた城塚翡翠と千和崎真もやってくる。所轄の見立てによると、事故死。しかし、翡翠は、小さく微笑み言い放つ。「これは、殺人事件です」1週間後、翡翠はスクールカウンセラー・白井奈々子と称し、小学校に潜入し、絵里に近づく。徐々に絵里を追い詰める翡翠だが、絵里には殺害時刻のアリバイがあった。その犯行を裏付けるためには決定的な証拠が必要・・・。はたして翡翠は、絵里のアリバイを崩すことができるのか!?
第3話
豪雨が降り注ぐ山奥の別荘。高校生の夏木蒼汰は、血まみれの包丁を手に持ち、目の前には腹部から血を流した女性の死体があった。途方にくれながら手についた血を洗面所で洗い流していたその時、突然玄関のインターホンが鳴る!インターホンを鳴らしたのは、翡翠と真!山でのバカンスの帰り、豪雨に見舞われた二人は、朝まで避難させてもらえるよう、蒼汰にお願いする。蒼汰は、犯行がバレるのではないかと焦りながらも、翡翠たちの可愛らしさに圧倒され、つい二人を受け入れてしまう・・・。そして別荘の中を観察した翡翠は、ある違和感を抱き、あざと可愛いさを振りまきながら、蒼汰を試すような行動をとる・・・。
第4話
大手調査会社社長・雲野泰典が、自分を裏切ろうとした部下・曽根本を拳銃自殺に見せかけて殺害する!雲野は、元警視庁捜査一課の刑事で、表情読みの雲野と呼ばれ、警察の手の内を知り尽くした男。これを機に雲野の尻尾を掴みたい警察庁は、城塚翡翠を指名する。翡翠と鐘場警部補は、事件当日に天体観測をしようとして双眼鏡で事件現場を見たという目撃者・涼見梓のもとへ向かう。しかし、当時酔っていた梓の記憶は曖昧で「窓に靴下みたいなのが吊るされていた気がする」という、あてにならない証言しか引き出せない・・・。
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(日本テレビ、日曜ドラマ「霊媒探偵・城塚翡翠」「invert 城塚翡翠 倒叙集」より)
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