2年前に母が他界し、実家に戻り父と2人暮らしの沢田杏花(上野樹里)は、ヨガインストラクターとして働いている。
生徒の前では「心身ともに穏やかな暮らし」を送っているように見せているが、大雑把な性格のため、穏やかさとは程遠く、身の回りのことや家事も雑で、父とはケンカが絶えない。
そんな杏花が、父に巻き込まれる形で婚活を始め、「誰かと共に生きること」を実感していく。
杏花の父で、2年前に妻に先立たれた日本語学者でフリーの辞書編纂者・沢田林太郎(松重豊)。
家のことは妻に任せきりだったため日常生活能力が低く、同居中の杏花をイライラさせてしまう。
遺品整理で見つけた「亡き妻からの離婚届」をきっかけに一念発起!
新しい人生のパートナーを探すため、杏花を巻き込んだ「ダブル婚活」を思い立つ。
東村晴太(田中圭)はバツイチのシングルファーザーで、7歳の息子第一の生活を送り、今のところ再婚は考えていない。
自分と家族に優しい働き方を見つけるために参加した起業セミナーで、杏花と出会う。
共に結婚願望が薄い2人の関係はどのように進展していくのか!?
杏花の幼馴染の不破颯(磯村勇斗)は、晴太の息子が通う民間学童保育で指導員として働いている。
ある日、18年ぶりに杏花と再会。
杏花は颯の初恋の相手で、再会したことで再び恋心がよみがえり、ストレートに気持ちを伝えていく。
日向明里(井川遥)は46歳・独身の整形外科医。
時間や経済力に余裕があり、共に歳月を重ねるパートナーが欲しいと婚活を始める。
ある日の婚活パーティーで林太郎と運命的に出会う。
年上の日本語学者・林太郎との間で動き出す、一筋縄ではいかない恋の行方は・・・。
人生の再チャレンジを決意した父と娘が辿りつく、持続可能な愛のカタチとは・・・?
第1話
ヨガインストラクターとして働く沢田杏花は辞書編纂者の父・林太郎と2人暮らし。ヨガの生徒の前では心身ともに穏やかな暮らしを送っているよう取り繕っている杏花だが、実際は大雑把な性格のため、身の回りのことや家事も雑。父・林太郎は散乱した部屋でスマホを探す姿を見て、心配でならない。しかし杏花は、ヨガインストラクターとして独立したいという目標があり、恋人は欲しいが結婚願望は薄い。そんなある日、独立のノウハウを学ぶために起業セミナーを受講し、そこで東村晴太と出会い意気投合する。
第2話
杏花と林太郎の父娘ダブル婚活がスタートした。林太郎にもう一度会いたいという女性がいると結婚相談所からメールが届き、林太郎は「ふたりで入会しよう」と言い出す。杏花はそんな父に「結婚したくない」とは言い出せず、渋々入会する。そこで晴太と再会するが、「颯に連絡先を教えて良いか」と聞かれ、杏花は、つい「お見合いAI」が選ぶ相手と会うことを決めてしまい、語学堪能でハイスペックな瀬川とお見合いすることに。一方の颯は杏花のヨガレッスンを受けに来るなど積極的なアプローチを開始。林太郎は思いがけない場所で明里と再会し・・・。
第3話
杏花は、晴太が女性と親しげに歩いていたのを目撃し、ショックを受け、家事も仕事も集中できなくなってしまう。そんな中、仕事から帰宅すると、キッチンに颯の姿が・・・。林太郎は、颯と街中でバッタリ再会し、颯の部屋が漏水で大変だと聞く。そして杏花が言っていた好きな人とは颯のことだと勘違いし、自宅に住まわせることを決めたのだった。こうして颯との同居生活が突然始まることになった。その後、杏花は晴太と再会するも一緒にいた女性のことを聞き出せずにいた。一方で颯が杏花の家に同居することになったと知った晴太は颯の引っ越しを手伝うと言い出し・・・。杏花、晴太、颯の三角関係がついに動き出す・・・!
第4話
ある日、杏花はヴァネッサから新しいヨガスタジオのマネージメントを任せたいと持ち掛けられる。マネージメントなら自分の理想のスタジオが作れる。プライベートも大切にできて、晴太との関係も考えられるかもしれないと・・・。一方、林太郎が明里のクリニックを訪れると、明里から思いがけない誘いを受ける。そんな中、杏花のヨガスタジオマネージメントのモデルケースになればと考えた晴太は、パーソナルジムを営む女性起業家・足立瞳を紹介される。しかしそこは「胸キュンプログラム」を行う「カップルジム」だった。
第5話
晴太は、起業セミナー最終日、杏花への想いを抑えきれず突然ハグをし、それを颯に目撃されてしまう。結局何事もなく別れた二人だが、杏花は「もう会えないのかな」と晴太への想いを募らせていく。そんな中、杏花は、ヴァネッサからTAMAGAWAサステナブルフェスの仕切りを任され、亡き母・陽子の服をそのバザーで販売することに。「陽子もその方が喜ぶだろう」と、林太郎も妻の服を手放す決心をする。しかしバザーに出す予定がなかった陽子のオレンジのスカーフが手違いで出品され、すでに買われてしまっていた・・・。このスカーフには、亡き妻・陽子の大切な想い出が詰まっており・・・。
第6話
杏花と晴太は、引き合うようにキスをしたが、結局何事もなかったかのように別れてしまう。「一体アレは何だったのか」キスのことや晴太の言葉が杏花の頭の中を駆け巡り・・・。そんな中、毎年恒例のウィズキッズ・キャンプイベントが開催されることに。虹朗は、颯の好きな人が杏花だと知り「颯先生の恋を応援する!」と意気込む。一方、杏花は颯の知り合いのインド料理店で、休憩時間にヨガレッスンをさせてもらえることに。レッスンを終えて杏花がお店のカレーを食べていると、偶然晴太と虹朗と出くわし・・・。
第7話
颯は、メモを残し沢田家から出て行った。電話をしても留守電で、LINEも既読スルー。杏花と林太郎は、心配するのだが、颯はある場所へと向かっていた・・・。そんな中杏花は、ヴァネッサに独立の話を打ち明けた。ヴァネッサは、コンサルタントを紹介すると意外にも前向きな答えが・・・。ヴァネッサと一緒にレストランでそのコンサルタントを待っていると、現れたのは・・・。一方、ついに付き合うことになった杏花と晴太は「結婚を前提にしないお付き合い」のルールを。「虹朗ファーストで杏花は仕事ファーストでいこう」と決めることになる。
第8話
杏花と晴太がマンションから出てくる姿を安奈に目撃される。安奈は杏花のヨガスタジオを訪れ、そこで杏花が仕事ファーストと考えていることを知り、独立へ向けたプランを提案するのだった。一方、林太郎は明里からお見合いを申し込まれた・・・。これは婚活の練習なのか、はたまた・・・。明里の真意が分からず電話をするも、お見合い当日までの接触を断られてしまう。そんな中、フランスから颯が杏花に予想外の「お土産」を持って戻ってきた。順調に独立へ向けて動き出した杏花に、「虹朗が熱を出してしまい、学童へお迎えが必要だ」と晴太からSOSの連絡が・・・。晴太は仕事ですぐには戻れない場所にいるという。
第9話
杏花は、晴太に「結婚を前提にお付き合いをしたい」と告白するが、晴太からは「もう終わりにしましょう」と別れを告げられてしまう。同じ頃、林太郎は明里からの交際の申し込みを断っていた・・・。そんな杏花の元に、颯から連絡が・・・。杏花から晴太にフラれたことを聞いた颯は杏花のことを優しく抱きしめる。そんな中、明里が職場で倒れて急遽入院した。林太郎は動揺し、大慌てで病院へと駆け込む。そして林太郎は明里に自分の本当の思いを伝える決心をし・・・。更に、杏花から晴太と別れたという話を聞いた林太郎は、晴太の元へと向かう。そして杏花は、林太郎から隠されたある真実を告げられ・・・。
最終話
杏花は、颯から突然のプロポーズを受け、返事は颯がマレーシアに行く日までにすると約束。そのプロポーズの場面を見てしまった晴太は、帰りがけに颯に出くわし「もう遅い」と言われてしまう。自分が本当に何を求めているのかを知りたい杏花は、もう一度晴太と会うことにする・・・。杏花は颯からのプロポーズを受けるのか、晴太との関係はこのまま終わりを迎えてしまうのか・・・?一方、交際することになった明里から、杏花に挨拶をしたいから自宅へ行きたいと言われて快諾する林太郎。明里は、沢田家を訪れ、杏花にある思いがけないお願いをして・・・。父娘で始めた「ダブル婚活」の果てには、一体どんな愛の奇跡が待っているのか!?
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(TBSテレビ、火曜ドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」より)
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