スタートアップ企業の若き女性CEOの元に、会社の雰囲気とは全く異なるおじさんサラリーマンが転職してきた。
自ら起業した教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」のCEO・成川佐奈(永野芽郁)。
佐奈は貧しい家庭に育ち、学校に馴染めなかった過去をバネに、高校卒業後、独学で勉強して会社創設を実現させた雑草魂を持つ女性。
会社のトップという肩書きだが、中身は等身大の26歳。
人に頼ったり甘えたりすることが苦手で、悩みを抱えていてもつい我慢してしまったり、仕事と恋の両立ができるほど器用ではない。
個性豊かな仲間に振り回されながらも、夢に向かって仕事に恋に真っすぐ生きる大人の青春物語!
第1話
成川佐奈は教育系アプリを手掛ける「ドリームポニー」のCEO。5年前、羽田早智(広末涼子)の特別講義を大学に忍び込んで聞き、3年前に起業した。10年以内にユニコーン企業になる事を目標に、日々奮闘中。しかし、売上・技術ともに行き詰まっていた。そんな佐奈を心配するのは共同創設者の須崎功(杉野遥亮)。須崎とは、佐奈が忍び込んだ大学で知り合い、今では気の許せるビジネスパートナーである。須崎は現状を変えるため、即戦力となる人員の補充を提案する。早速、ネットで求人募集をし、面接を開くことになる。そして面接にやってきたのが、中年サラリーマンの小鳥智志(西島秀俊)だった。小鳥は、プログラミングの経験もなく、即戦力とは言い難い。しかし小鳥は「ITの力ですべての人が平等に学べる場所を作りたい」という会社の理念に強く共感し、面接にやってきたという言葉が佐奈の印象に残った。
第2話
「ドリームポニー」は、元銀行員の小鳥と、天才エンジニアの現役大学生・海斗を仲間に加えた。CEOの佐奈は、現在のアプリをリニューアルし、ネット上の仮想空間に誰もが無料で通えるバーチャルスクール「スタディーポニーキャンパス」を作るという新たな目標を設定する!しかし、ベンチャーキャピタルの担当・白金から、追加投資の条件として20万人の新規ユーザー獲得を提示される。そんな中、須崎は、短期間でユーザーを増やすべく、元カノのインフルエンサー・凛花の協力を仰ぐことに。一方の小鳥は、一人ひとりのユーザーに向けて商業施設でのアプリの体験会を提案。
第3話
小鳥の歓迎会で酔いつぶれてしまった須崎は、翌朝、おぼろげながらも誰かとキスをした記憶に悶々とする。もしかして相手は佐奈・・・?そんな中、ドリポニメンバーは、自社アプリの認知度を上げる施策を考案。小鳥の提案で、慶成大学のクイズ研究会「クイズマップ」とコラボを試みることになり、一同は、慶成大学のキャンパスへ。そこで小鳥は、佐奈と須崎、栗木の出会いから起業するまでの話を知ることに。
第4話
佐奈は、起業家と投資家を繋ぐマッチングサイトで、投資家の高山と出会う。高山は「ドリームポニー」の理念に共感し、1億円の投資を前向きに検討することになり、佐奈と須崎は大喜び!小鳥のアシストもあり、とんとん拍子で話は進んでいく。そして須崎は、ある出来事を機に絶縁状態にある父親と向き合うことを決める。一方小鳥は、趣味のバードウォッチングで知り合った早智の家に招かれていた。しかし、あろうことか早智とのメッセージのやり取りを社内のチャットに誤送信!「小鳥さんがデート!?」ドリームポニーの面々は、大盛り上がり!そんな矢先、順調だったはずの投資話に思わぬ落とし穴が!?
第5話
佐奈たち「ドリームポニー」のメンバーは「スタディーポニーキャンパス」の開発資金を集めるべく、ビジコンに挑戦することを決めた。無事書類審査を通過しメンバーたちは優勝を目指して活気に満ちていた。そんな中、佐奈は、靴を壊してしまった小鳥のために新しい靴をプレゼントするが、なかなかそれを履いてくれないことにもやもや・・・。そして小鳥の先日のデート相手が早智だったことが判り、思わず動揺してしまう。なぜそんなに小鳥が気になるのか、自分でもよくわからず戸惑う佐奈。着々と迫るビジコン本番直前、ドリポニは大きな課題に直面する!
第6話
ビジコンで優勝し、須崎は佐奈に「好きだ」と思いを打ち明けたが、佐奈と須崎の間に溝ができてしまう。早智からの3億円の融資も決定し、勢いに乗るドリポニ。しかし、須崎は「ゲームアカデミア」の CEO・永瀬から引き抜きの話を持ちかけられる。そんな中、佐奈の母・美佳子が仕事をクビになってしまったのだ・・・。佐奈は、女手一つで育ててくれた母を助けたいのだが、美佳子は母としてのプライドから娘のサポートは受けないと意地になる。そんな佐奈のために、小鳥はある作戦を決行することに・・・!?
第7話
「スタディーポニーキャンパス」の制作は、順調に進んでいたが、永瀬のゲームアカデミアが、ドリポニの技術を横取りし、特許を出願していたことが発覚する!佐奈たちは、なぜ技術が漏洩したのかと考えると、ここ最近、海斗が不審な行動を取っていたことに気付く。須崎が海斗を問いただすと、海斗は黙ったまま会社を飛び出してしまった。仲間の裏切りに落ち込むドリポニのメンバーたちを見かねた早智の計らいもあり、みんなでリフレッシュ合宿へ行くことに!各々が気持ちを切り替えて豊かな時間を過ごす中、偶然、小鳥と2人きりになった佐奈は、小鳥といると心が穏やかになることに気がつき・・・。
第8話
海斗の裏切りを未だに信じられないが、前に進むため新たなエンジニアの採用を決意した佐奈たち。ネット上では著名だが正体不明の天才エンジニア「ミン・ソヌ」をスカウトするため、彼が出場するeスポーツ大会に参戦することに・・・。そんな中、小鳥が突然会社を早退し、心配になった佐奈は、小鳥の自宅を訪問する。そこで、今まで明かされなかった小鳥の私生活と秘密を知ることに・・・。一方、早智は佐奈に「特許の横取りはゲームアカデミアの永瀬の企みの序章では」と忠告する。その言葉に、海斗の裏切りも永瀬が仕掛けた罠だったのではないかと考える。真実を知るべく動き出した佐奈は、海斗の隠された過去と真相に近づいていき・・・。
第9話
早智からドリームポニーの買収を持ちかけられるが、大切な会社を手放すことなど考えられない佐奈。須崎と栗木も同じ想いであることを確認し、買収の話を断ることに。しかし、早智の「もっと先の未来は想像できているか」という言葉がひっかかり・・・。一方、須崎の父・征一の会社が、顧客情報流出トラブルに見舞われたことを知り、父の助けになりたいと、あるスタートアップ企業が開発した最先端のセキュリティーシステムの導入を提案。しかしその提案は、無下に却下され、旧態依然とした大企業の姿勢にもどかしさを感じる。しかし2人は、小鳥の助言もあり、互いの悩みに共通点を見出す。
第10話 最終回
ドリームポニーは、早智のサイバーモバイルとM&Aという形で手を組み、新たなスタートを切った。世界進出へ向けて動き出した佐奈は、充実した日々を送っていたが、ふとした時に思い出すのは会社を去った須崎のこと・・・。心に空いた穴を誤魔化すかのように、仕事に打ち込む佐奈だったが、無理がたたり体調を崩してしまう・・・。そっと寄り添う小鳥は、佐奈にある助言をする。一方、新たな職場で夢を追い始めた須崎も、日常の中でふいに佐奈を思い出し、蓋をしたはずの気持ちがぶり返す。戸惑いながらも、前に進んできた彼らが最後に見出す希望とは・・・!?
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(TBSテレビ、火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」より)
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