恋愛経験ゼロで、結婚どころか恋愛への興味もゼロの桜沢純(広瀬アリス)。
仕事も趣味も充実しているから恋なんていらない。
しかし、そんな彼女に、運命的な出会いが訪れる・・・。
難アリな6人の男女が織りなす群像ラブストーリー!
第1話
食器ブランド「相良製陶」の洋食器デザイナー・桜沢純。チーフとして大事な展示会を任されるなど、上司からの信頼も厚いが、アラサーでありながら恋愛経験ゼロで、結婚どころか恋愛への興味もゼロ。純のポリシーは、仕事も趣味も充実しているから恋なんていらない。ある日、街中でふと目にとまったフレンチビストロ「サリュー」で一人ランチを楽しんでいた。「サリュー」は、イケメンのギャルソン・長峰柊磨(松村北斗)目当てに女性客が殺到する人気店だ。しかし、食べるのが好きな純は柊磨に目もくれず、シェフの岩橋要(藤木直人)が作った料理を食べ、食器のチェックにも余念がない。後日、親友2人と再び店を訪れ、その時初めて柊磨の顔面偏差値の高さに気づく。
第2話
純は失恋し、「サリュー」のイケメンのギャルソン・柊磨の胸で泣きじゃくるが、翌日になると、弱みを見せた自分が急激に恥ずかしくなる。そして偶然にも同僚たちと「サリュー」でランチをすることになり、柊磨の顔をまともに見られない。その夜、アリサと響子を呼び出し、柊磨に抱きしめられ部屋に誘われたことを報告していると、高校時代のラクロス部のチームメート・大津浩志から電話がかかってくる。大津と合流し、今は地元・福岡のホテルで働いていていることを知る。純と大津は昔から妙に気が合い、純にとっては居心地のいい相手だが、大津には秘めた思いがあるようで・・・。
第3話
純は、勢いにまかせて柊磨の部屋を訪ね「やってやろうじゃない、お試し恋愛!」と息巻く。半裸の柊磨とベッドに並んで座った純は・・・。翌朝、目を覚ました純は、柊磨を訪ねてきた意外な人物と鉢合わせになり、柊磨の思わぬ一面を知る。会社では、島から展示会に出すデザイン案の模型が上がってくるが、自分の案は型通りでオリジナリティーに欠けると、納得がいかない純。結局、もう一度考えて新しい案を出すことに。そんな中、純は柊磨から突然デートに誘われ、克巳とアリサを巻き込んでダブルデートをする。
第4話
純は、柊磨との関係をにおわせるひな子のSNSが気になっていた。しかし、面と向かって関係を問いただす勇気もなく、モヤモヤした気持ちで、柊磨を避けるようになってしまう。焦りが募っていたある晩、突然柊磨が差し入れを持って残業中の純を訪ねてくる。柊磨の気遣いが心に刺さるが、素直になれない純。そんな純に柊磨は、あるアドバイスを送る。どこかで柊磨の優しさを信じたい純は、柊磨に、ひな子のにおわせSNSが真実かどうか確かめるような質問をぶつける。柊磨の答えは・・・。
第5話
思いが通じ合い、ついに結ばれた純と柊磨。幸福感で満たされた純の頭の中は柊磨でいっぱいになり、仕事にも身が入らなくなる。克巳とキスを交わしたアリサもまた、2人の関係を一歩先に進めようとしていたのだが、克巳の口からは思わぬ言葉が飛び出して・・・。響子は、純が恋に夢中になっている姿を見て、アリサにだけ、要に憧れて「サリュー」に通っていることを打ち明ける。響子の思いを知ったアリサは、要との距離を近づけるため、夫が不在のときに、料理の手伝いを口実に要を家に呼び、ホームパーティーを開いてはどうかと提案する。
第6話
純がデザインした器が、テーブルウエアの展示会で大好評に。展示会場には柊磨も姿を見せ、拓人が純の部下の前で2人が付き合っていることをほのめかすが、純はそれを否定してしまう。後日会社で拓人は純に声をかけて・・・。同じ頃「サリュー」にオーナーがやって来て、突然、店を閉めると言い出す。要の過去が関係しているらしいのだが、納得できない柊磨は反対する。しかし、要は意外にもオーナーの通告を受け入れ、次の働き口を探し始める。要が店を空けることが多くなり、柊磨が厨房に立つが、料理の提供が遅れるなど店は混乱。偶然ランチに訪れた純は、柊磨を心配し「力になりたい、もっと甘えてよ」と声をかける。
第7話
柊磨の母・真弓は、ギャンブル依存症で施設に入っていたが、施設を抜け出し、柊磨に会いに来た。本人の希望で、しばらく柊磨と同居することになるが、純は、真弓の息子への底知れぬ愛と自分に対する強い敵意を感じ不安を覚える。一方、響子は、週に1回「サリュー」の厨房で要から料理を教わっていた。響子は、たとえ恋人にはなれなくても、ささやかな幸せを感じていた。しかしその矢先、要の過去がネットニュースで取り上げられ、何も知らなかった純やアリサは呆然。店のオーナーで柊磨の父・次郎は、もはや店の存続は困難だと考えすぐに閉店すると言い出す。しかし、店を残したい柊磨は次郎にある提案を持ちかける・・・。
第8話
リニューアルオープンしたサリューに客足が戻り、柊磨が店を買い取る条件として、オーナーが提示した売上目標も、達成まであと少しに迫る。そんなある日、純が同僚とサリューへランチを食べに行くと、店では柊磨の母・真弓がホール係として働いていた。真弓はどう見ても足手まといだが、本人の希望と人件費節約のためだという柊磨。せっかく戻った店の評判が、再び落ちることを危惧した純は、柊磨に「やめさせたほうがいい」と忠告するが、それが原因で不穏な空気が漂い始める。純は、真弓を見捨てようとしない柊磨に複雑な思いを抱くが、拓人から幼い頃の柊磨の話を聞いて、自分から真弓に歩み寄ろうと決意するが・・・。
第9話
かつて要がパリにいた時のパトロン・佐藤沙羅デュビビエがサリューに現れた。沙羅は、突然いなくなった要をずっと探していたのだ。そして「パリに帰りましょう」と、新たに開業するレストランに要を誘う。響子は、2人の関係にショックを受け、要を公私ともに支えられる沙羅に敗北感を覚える。柊磨は、要がいなくなると寂しくて仕方ないのだが、要のシェフとしての未来を思い、パリに行く事に賛成する。純は、柊磨からの拒絶にショックを受けるが、その思いを断ち切ることができずにいた。そんな中、以前と変わらない安心感を与えてくれる大津から思いもよらぬことを言われる。
最終話
純、響子、アリサの3人は、久々の女子旅に出かけた。温泉に入り、おいしい料理を食べ、全てから解放された気分を味わうが、響子とアリサが眠った後、純は柊磨と最後に会った日のことを思い出す。純は本気の恋を諦め、柊磨と出会う前の自分に戻ろうとする。一方柊磨は、純に対する自分の思いに気づき、込み上げる感情を抑えきれず、純のもとへと駆け出した。しかし、純の隣には大津の姿が。それでも、純の気持ちを確かめるように素直な気持ちを打ち明ける柊磨に純が出した答えは・・・。一方、恩義のある沙羅からのパリへの誘いを断り、日本に残ることにした要は、沙羅を店に呼び、料理を食べてもらうと言い出す。
Twitter Instagram
(関西・フジテレビ「恋なんて、本気でやってどうするの?」より)
|