住む世界がまるで違う2人が、やがて運命的な恋に落ちる。
海を愛する魚オタクの海洋学者・渚海音(石原さとみ)とロンドン帰りのツンデレ御曹司・蓮田倫太郎(綾野剛)。
巨大マリンリゾートの開発をめぐり2人は出会った。
海を守りたい女と、その計画に人生をかける男。
しかし、その恋はかつてないほど禁断だった!・・・。
なぜなら彼女には、誰もが驚くある秘密があった!!
彼女は何者!?
そして、2人の恋の行方は!?
地上で一番Deepな恋の幕が上がる!!
第1話
星ヶ浜海岸に巨大マリンリゾートが建設されることを知った、海を愛する魚オタクの海洋学者・渚海音は、魚たちの暮らしを守るため、なんとか中止する手立てはないかと考える。一方、リゾート開発を進める蓮田トラストの御曹司で、三兄弟の次男・倫太郎は、ロンドンにいたのだが、父・太郎(鹿賀丈史)から呼び戻され、星ヶ浜での開発を任される。海音が出演したあるテレビ番組をきっかけに出会った二人は、環境保護とリゾート開発という正反対の目的を持って最悪の出会いを果たす。しかし翌日、倫太郎と対立関係にある兄・光太郎(大谷亮平)に呼び出され、リゾート開発チームに参加してほしいと頼まれる・・・。
第2話
海音はスキューバダイビング中の事故で溺れた倫太郎を助けた。そんな中、蓮田トラストのリゾート開発本部は、一流ホテルを誘致するため、CEO・デイヴィッドの説得に動き出す。デイヴィッドは、なかなかOKを出さなかったが、海中展望タワーに興味を示す。それを見た海音はなんとか阻止しようと、とある作戦に出ることに・・・。そんな海音に光太郎は手を貸すが、その狙いとは・・・?そのころ、榮太郎が鴨居研究室を訪れ、リゾート開発本部と研究室の交流会を提案する。
第3話
海音は、倫太郎と心が通じたと思った矢先、マリンリゾートへのホテル誘致が決まったと聞かされる。しかし開発予定地である山の一部に、まだ手に入っていない土地があることが発覚。海音は土地所有者は売る気持ちはないと聞き、安心する。一方、榮太郎が研究室でバイトをすることになり藍花の気持ちは揺れ動く。研究室でテント暮らしをしている准教授・椎木は海音の経歴が空白であることに不信を抱くようになる。
第4話
倫太郎は、海音の話で山を守る決心をし、「山を崩さない」という条件で、土地を購入。それが社内で問題となり、父で会長の太郎によって、プロジェクトから降ろされてしまう!代わりに指揮を執る光太郎は「海中展望タワー」の建設を中止し、海音は目的達成となる。さらに海音は、倫太郎とハグしていた女性・遥香の存在が気になってしまい尾行すると、遥香と幼い子どもと待ち合わせしていた!倫太郎には妻子がいる?倫太郎も海音の正体に疑問を持ち始め・・・。
第5話
海音の「・・・私・・・人間じゃないの」と言う告白に倫太郎は混乱する。海音は、倫太郎のことは忘れ、残された期間で海を守ることに集中しようとする。そんな中、蓮田トラストと鴨居研究室が合同で「星ヶ浜の今と未来」をテーマにしたイベントを開催することになり、倫太郎は「海中展望タワー」計画の復活を条件にイベントの責任者を引き受ける。鴨居研究室をプロジェクトから外そうと画策する光太郎と火花を散らす。一方、藍花と榮太郎の恋は急進展!しかし榮太郎にも秘密があるようで・・・。
第6話
鴨居研究室長の鴨居が警察に連行され、海音は一人になってしまう。倫太郎は海音を心配し、蓮田家に招待する。ちょうどそこに、榮太郎が遥香を連れて帰って来て・・・。倫太郎と遥香の親しげな姿に、嫉妬する海音・・・!?そんな中、藍花たち研究室の仲間たちも蓮田家に押しかける。一方、藍花は、榮太郎の隠し事が気になっていた。榮太郎は、コソコソと椎木とやりとりし、ある株の売買を進めている様子で・・・。その夜倫太郎は、母親との約束だった「海中展望タワー」を作って自分を取り戻すためにロンドンから戻って来たと海音に話す。
第7話
海音は突然魚たちの話す言葉が理解できなくなってしまった・・・。一方、倫太郎は開発プロジェクトのリーダーに復帰したが、記者に追われる海音の身が心配で・・・。さらに、鴨居研究室が海音の怪しい経歴をめぐって、大学内で存続の危機に立たされる!蓮田トラストでは香港の会社に株を買い進められていることが発覚し、大量の株を売却していたのは、榮太郎だったことが判る。そんな中、倫太郎が鴨居研究室に海音を迎えにくる。そして向かった先は会社ではなく、遊園地!倫太郎は海音を元気付けようとしたのだ。倫太郎は「海中展望タワー」が環境を壊さないよう、大きさや形まで真剣に考え直そうとしていた。
第8話
海音は、倫太郎の腕の中で意識を失った!倫太郎は鴨居を頼り、海音を知り合いの病院に運ぶ。しかし海音が目を覚ますと、倫太郎の姿は消えていた。海音が意識を失っている間、倫太郎は鴨居と約束を交わしていた・・・海音とはもう関わらない。海音は、そうとは知らず、自分と距離を置く倫太郎に切ない思いを抱いていた。榮太郎が蓮田トラストの取締役に就任。星ヶ浜のリゾート開発計画を白紙に戻すことを発表する・・・!そんな中、鴨居は海音の経歴をめぐって教授会で説明をすることに。それを知った海音は「本当のことを話したい」と訴えて・・・。
第9話
倫太郎は、トラックから海音をかばって頭を打ってしまった。なんとか立ち上がるものの、身体にはかすかな異変が・・・。海音が鴨居家に戻ると、聞こえなくなっていたウツボの声が、断片的に聞きとれることに気づく。ウツボは、海音が海に帰れるのが満月の時だと伝えようとしていて・・・。次の満月まであと3日。海音は、陸上の生活、そして倫太郎との別れが間近に迫っていた。倫太郎は、海音との別れが近いことを察し、鴨居研究室と蓮田トラスト開発チームの合同サプライズ送別会を提案。しかし、倫太郎には予期せぬ悲劇が迫っていた・・・!
スペシャルストーリー
海音が海へと帰った日、倫太郎は悲しみを押し殺し、蓮田家へと車を走らせていた。帰宅した倫太郎は、感情を抑えきれず、静かに泣き崩れる・・・。一週間後、鴨居の元に、Mr.エニシが現れ、海音が皆に向けて残したという動画を手にしていた。鴨居は研究室にメンバーを集め、海音の動画の鑑賞会を企画し、倫太郎も駆けつけた。動画の中で海音は鴨居研究室の仲間たち一人一人と過ごしたかけがえのない時間と感謝の気持ちを語っていて・・・。最後に海音は倫太郎について話し始める。倫太郎は「・・・一人で見ていいですか?」と断り、画面の海音と二人きりの時間を過ごす。倫太郎に残した海音の最後に言葉とは・・・?
(日本テレビ、水曜ドラマ「恋はDeepに」より)
|