シーズン1
「民俗学Ⅱ」のイケメン准教授・高槻彰良(伊野尾慧)は、見たものをすべて瞬時に記憶できる完全記憶能力を持ち、世の中の怪異現象にしか興味がない。
大学生の深町尚哉(神宮寺勇太)は、8年前に人が立ち入ってはいけない祭りに参加し、それ以来人の嘘が分かるようになってしまった。
ある日、平原まりか(志田未来)、真鍋和夫(温水洋一)が勤める小学校で「コックリさん」を巡る怪異事件が起きる。
「コックリさんに連れていかれる・・・」
児童の言葉に嘘はなく、本物の怪異事件が起きている!?
高槻研究室の大学院生・生方瑠衣子(岡田結実)とともに、なぜか助手として一緒に謎を追うことになる尚哉。
果たして本物の怪異は存在するのか!?
異能を持つ准教授と大学生による謎解きミステリー。
東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ
第1話
大学生になった深町尚哉は青い提灯の祭の以来、人の嘘が分かるようになってしまった。ある日何となく受講した「民俗学Ⅱ」の准教授・高槻彰良に興味を持つ。高槻は見たものをすべて瞬時に記憶できる完全記憶能力を持ち、世の中の怪異現象にしか興味がない。そんなある日、小学校で「コックリさん」を巡る怪異事件が起きる。
第2話
陸上部の新入生・山崎綾音のトレーニングシューズから一本の針が見つかる。姉の琴子は「自分が何とかする」と告げるが、その直後、無数の針が突き立てられたわら人形が見つかる。高槻と尚哉のところへ琴子が相談に来る。入学以降、綾音の身辺で針が見つかることが続き、記録が伸び悩んでいるというのだ。
第3話
ネット上の1本の動画。何者かが、とある村の洞窟に入っていく。暗がりの中、古ぼけた祠に打ち付けられる金づち。次の瞬間、獣のような雄たけびが洞窟内に響き渡り、カメラが地面にたたき落される。そして高槻の元に調査の依頼が入る。。尚哉に動画を見てもらった高槻は動画に残された謎の声は歪んでいないことを知り喜ぶ。
第4話
高槻のもとへ女優の藤谷更紗が訪ねてきた。最初は主演映画で注目されたがその後はパッとせず、最近は幽霊が見える「霊感女優」として再ブレイク中だった。そんな更紗が主演する新作映画の現場で怪異現象が起きているという。一方、尚哉は病院で中耳炎と診断され治療を受ける。帰宅すると嘘を見抜く能力が消え去っていて・・・。
第5話
尚哉は嘘が分かる能力を失った為「助手を止めさせてほしい」と高槻に告げる。そんな中、難波に不幸の手紙が届く。尚哉や高槻に相談すると事もあろうに高槻は自分が代わりに呪われると言い出す。その瞬間、薄暗い影が研究室を包み込み・・・。その後桂木奈々子が相談にやってくる。一人暮らしの部屋で何度引っ越しても怖い体験が続くのだという。
第6話
女子中学生の美弥は図書館から帰宅途中、何かの気配を感じ立ち止まると、黄色いワンピースを着た少女がふわりと道を横切っていくのが見えた。次の瞬間・・・美弥に向かって大型トラックが猛スピードで突っ込んできて・・・。美弥が「図書館のマリエさん」に呪われたかもしれない。「マリエさん」とは図書館に棲みついている女子高生の幽霊で、図書館の本に書かれた数字の暗号を声に出して読むと呪われるという。
第7話
千葉県警記者クラブ所属の記者・畑中、村田、林、大野の4人が軽い遊びで始めた「四時四十四分の呪い」。ホワイトボードに円を描き、4時44分に4人が同時に左手を円の中に入れると四次元の扉が開き呪われる・・・。次々と記者たちに災難が襲い掛かり・・・。佐々倉から相談を受けた高槻と尚哉。呪いなど信じていない佐々倉は、どうも畑中が嘘を吐いている気がすると言う。そして畑中の言葉は一か所だけ歪んで聞こえ・・・。
最終話
人の嘘が分かる呪いをかけられた尚哉は、高槻や佐々倉と共に「青い提灯の祭」の調査を始める。しかし村ではもう祭は行われていないというが、祖母の知人女性や謎の老人の言葉は歪んでいた。一方、瑠衣子は佐々倉古書店で「のろいの盆踊り」「青い提灯」などと書かれた本を手にする。瑠衣子は知り合いの神主から「のろいの言葉が死者を呼び起こす」という不吉な情報を聞き出す。急いで高槻に連絡を取ろうとする瑠衣子だったが・・・。
シーズン2
第1話
完全記憶能力を持つ准教授・高槻彰良と、人の嘘が分かる大学生・深町尚哉のもとに、フリーカメラマンの寺内一と言う男がやって来る。バス転落事故で生き残った「奥多摩の奇跡の少女」通称:まな様に母が騙されていないか調べてほしいというのだ。寺内の言動に違和感を抱く、生方瑠衣子・・・。高槻たちは調査のため事故現場に向かうと、目撃者の鎌田亮平に出会い・・・。
第2話
「民俗学Ⅱ」を受講している学生・葉山が、高槻の研究室にやってくる。高槻が講義で扱っていた「百物語」を実際にやってみたいというのだ。怪異を呼び起こす儀式・百物語。「ぜひやろう!」と高槻はテンションが上がり、尚哉、瑠衣子とともに会場の廃屋へ向かう。少し遅れてやってきたのは、寺内一。不穏な空気の中、「百物語」が開催される。そして、新たな失踪事件が・・・。果たしてそれは百物語が引き起こした怪異なのか!?
第3話
栄養士の小春は、百物語に参加して行方が分からなくなった。そしてその小春を探してほしいと依頼を受けた高槻たち。そこで「開けてはいけない箱」の伝承に辿り着く。その箱は、とある神社に祀られていて、開ければ不幸が訪れるというのだ。高槻は、小春の失踪と箱の怪異が関係していると推察する。そんな中、過去に尚哉と同じ怪異を体験し、人の嘘が分かる能力を持つ千葉県警の遠山宏孝が、高槻の研究室にやってくる。「八幡の藪知らず」という禁足地が関わっていて、4歳の女の子も行方不明になった言う・・・。
最終話
禁忌を犯した人間が次々と失踪する神隠し事件の謎が少しずつ明らかになって行く。そして、高槻は寺内の過去のある出来事を瑠衣子の調査によって知る。寺内は、高槻に「あなたが使命を思い出すのを待っています」というメッセージを残して、すでに姿を消してしまっていた。青き水をたたえた禁足地・大沼池に全ての謎が隠されている!?高槻は、尚哉、佐々倉とともに大沼池に向かうが・・・。
(東海・フジテレビ「准教授・高槻彰良の推察」より)
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