「隣の家族は青く見える」
「どんな夫婦も悩みを隠して笑っている」
スキューバダイビングのインストラクターをしている活発な妻、五十嵐奈々(いがらしなな)(深田恭子)35歳。
中堅玩具メーカーに勤める、心優しいけどちょっと頼りない夫、五十嵐大器(いがらしだいき)(松山ケンイチ)32歳
二人で住宅購入のための資金を貯め、「コーポラティブハウス」を購入する。
「コーポラティブハウス」とは、さまざまな家族が自分たちの意見を出し合いながら、共同で作り上げる集合住宅のことで、一戸建てより安いのが利点。
しかし、組合への加入を義務付けられ、いろんな意見を集約する必要があり、新築する場合は、竣工・引渡しまでに長い期間を要する。
大器と奈々は「コーポラティブハウス」購入を機に、妊活をスタートします。
ところが、そう簡単には子供は授からず、子作りがこんなに大変なことなのかを痛感する。
「コーポラティブハウス」の住人は、
子どもが欲しくない女性とバツイチ男性のカップル。
子どもと理想の家族像に執着する主婦と会社を辞めてしまった夫のカップル。
子どもを持つことを真剣に考える男性同士のカップル。
大器と奈々は、それらの住人たちとかかわり、大器の両親や奈々の母親らが起こす大騒動に巻き込まれていきます。
隣の芝生は青く見えても、今を生きる夫婦や家族達が抱えている秘密や悩みが明らかになっていくのが見所。
「ラスト・シンデレラ」「ディア・シスター」「ウォーターボーイズ」でおなじみの脚本家:中谷まゆみ氏によるオリジナルストーリー。
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