「海月姫」
倉下月海(くらしたつきみ)(吉根京子)20歳。
筋金入りのクラゲオタク。
常にスッピンで、服装は主にスエット。
極度に視力が悪いメガネ女子。
自分は女性として何の魅力もないと思っている。
そんな月海が、イラストレーターを目指して、鹿児島から上京。
風呂・トイレ共同、男子禁制のアパート、天水館に住んでいるのだが、そのアパートの住人達も、オタクだらけ。
鉄道オタク、三国志オタク、和物オタクなど・・・自称「尼~ず」。
「オシャレ人間は天敵」「人生に男を必要としない」がモットー。
ある日月海は、クラゲがきっかけで、女装趣味のイケメンプレーボーイ・鯉淵蔵之介(瀬戸康史)と知り合う。
蔵之介の父(北大路欣也)は、与党の最大派閥を率いる大物国会議員。
弟の修(工藤阿須加)は父の秘書を務めているが、これまで交際した女性は皆無という超堅物な童貞エリート。
そして、月海、蔵之介、修の奇妙な三角関係が始まる事に。
そんな中、土地再開発による天水館取り壊しの危機が訪れる。
天水館の運命は・・・?
そして三角関係の行方は・・・?
規格外に型破りなキャラクターしか登場しない、新感覚のシンデレラ・コメディー!
海月姫 第一話 あらすじ
ある朝、自室のベッドで目覚めた倉下月海(芳根京子)は、隣を見てビックリ。
なんと上半身裸の男が寝ているではないか・・・。
なぜ男が・・・なぜ・・・何があった???
月海は昨晩の記憶をたどる。
夜9時頃、月海は近所の熱帯魚店へお気に入りのクラゲを見に行った。
クラゲオタの月海が、クララと名前をつけているタコクラゲ。
そのクララの水槽に、天敵であるミズクラゲが一緒に入っていることに気がついた。
熱帯魚店の店員に注意しようと思うのだが、相手はオシャレな男性で、大苦手の人種だった。
それでもクララのためと、勇気を振り絞って注意するのだが、店員は専門外らしく追い出され、店の前で倒れてしまう。
そんな店員を注意する、スタイル抜群の美女が月海を助けてくれた。
月海が訳を話すと、その美女は「クララを買ってしまおう」とお持ち帰りする。
美女は月海とともに「天水館」まで来ると、部屋を見たいと言い出した。
クララの恩人を良いことに、美女は月海の部屋に勝手に泊まることに・・・。
そして、次の朝、目覚めた月海が大声を出すことになる。
スタイル抜群の美女が上半身裸の男、鯉淵蔵之介(瀬戸康史)に変身していたのだった。
蔵之介によると女装は趣味らしい。
月海の声の驚いた住人たちが集まってくる。
慌てる月海は「天水館」は男子禁制の尼寺のようなところだと説明。
メイクを直した蔵之介が月海と部屋を出ると、かなり個性的な住人たちがいて・・・。
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