「きみが心に棲みついた」
私が初めて心を許した人は、私の心を酷く傷つける人でした。
彼と過ごした日々が、私を縛って行く。
それでも私の心は、彼を求めてしまうのです。
小川今日子(吉岡里帆)、下着メーカーの材料課勤務。
幼い頃から妹と比較されてきたため、自己評価が極端に低く、オドオドと挙動不審。
そして、ついたあだ名が・・・「キョドコ」
周囲からは「変な子」「極端な子」と思われている。
そんなキョドコが、明るくおおらかで誠実な、マンガ編集者の吉崎幸次郎(桐谷健太)に、強く惹かれて行く。
しかし、キョドコの前に現れたのは、大学時代の先輩で元カレの星名漣(向井理)。
星名は、人の心理を巧みに操り支配する。
表向きはソフトだが、そのやり口は冷酷で残酷。
吉崎との恋愛で前向きな自分に変わろうとするキョドコだが、引き戻そうとする星名の魔の手に抗えない。
一筋縄ではいかないラブホラーストーリー。
きみが心に棲みついた 第一話 あらすじ
今日子は、職場の先輩・堀田(瀬戸朝香)らに連れられて、人生初の合コンに参加していた。
今日子は焦って「ありのままの自分を好きになってくれるなら、誰でもいいから付き合いたい」と口走り、周りをドン引きさせてしまう。
そんな今日子に、吉崎は厳しい言葉を投げかける。
しかし、その言動から、「彼なら自分を変えてくれるのではないか」と、先に帰ろうとした吉崎に追いすがり、突如「付き合ってください」と迫るのだった。
翌日、今日子は会社で堀田に昨日の態度を注意されてしまう。
それでも、仕事に真摯に取り組む今日子を高く評価していた堀田は、自分が立ち上げる新プロジェクトのチームに今日子を引き抜こうとしていた。
その夜、道で偶然吉崎と出会う。
そして、2人で話しているうちに、前向きに変わろうという気持ちが芽生えていく。
自分を変えるために動き出そうとしたその時、驚くべき人物が今日子を呼び止めた。
大学時代に今日子がどうしようもないほど強く惹かれ、その感情を利用して、ひどく傷つけた男・星名だった。
一番会いたくて、一番会いたくなかった星名との再会に今日子の心は大きく揺れる・・・。
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