「ニッポンノワール 刑事Yの反乱」
目が覚めると俺の横には女性刑事の亡骸があった。
俺の手には拳銃、そしてなぜか数ヶ月間の記憶が無い。
コイツを殺したのは俺・・・? それともハメられた・・・?
俺を疑い追いかける同僚刑事。
かつての仲間は一夜にして敵に。
相棒は亡き女性刑事の一人息子である幼き少年ただ一人。
やがて事件は未解決の「十億円強奪事件」の真相へと繋がっていく・・・。
女性刑事を殺したのは・・・?
十億円を奪ったのは・・・?
疑いが加速し、裏切りが止まらない。
一人の刑事が巨悪に反乱を起こす、予想を覆し続ける規格外の刑事ドラマ!!
究極のアンストッパブル・ミステリーがここに開幕!
第一話 あらすじ
生い茂る木々。風が吹きすさぶ森。
その中にある一軒の山小屋。
遊佐清春(賀来賢人)目を覚ますと。彼の目に飛び込んできたのは一人の女性刑事:碓氷薫(広末涼子)の亡骸・・・。
そして、自分の右手には拳銃が握られていた。
確実に自分が彼女を殺したこの状況。
しかし、清春はなぜかここ数ヶ月の記憶が綺麗に吹き飛んだようになくなっていた。
自分に薫を殺す理由も道理もない。
俺が殺したのか・・・、それとも何者かにハメられたのか・・・。
清春はこのままだと自分が疑われるに違いないと考え、証拠の数々を綺麗に消し山小屋を後にする。
だがすぐに警察からのお呼びがかかる。
今度は「刑事」として先ほどまでいたあの山小屋へ向かうこととなる。
薫が死亡したのは2日前。
その間無断欠勤をしていた清春は、薫殺害の疑いの目を捜査員一同から向けられる。
そんな中、清春は捜査一課長の南武修介(北村一輝)から薫の一人息子:碓氷克喜(田野井健)の世話をするように言われる。
この出会いが、大きな運命の始まりとは知らずに・・・。
そして、事件の捜査はやがて薫が死の直前に追いかけていた「十億円強奪事件」と繋がりを持っていくこととなる。
既に解決済みとされていたこの「十億円強奪事件」には、実は警察関係者が犯行に関与していた疑いがあり、その捜査中に薫は命を失ったのだという・・・。
キナ臭すぎる二つの事件。
もしも警察関係者が薫を殺害したのだとしたら・・・。
この瞬間、清春も含め、すべての人間が今回の事件の容疑者となる。
犯人は誰か・・・。
なぜ、薫は殺されてしまったのか・・・。
十億円強奪事件との関連は・・・。
9歳の息子:克喜が握る母の死の真相とは・・・。
そして、清春の記憶喪失の原因は・・・。
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