「ものづくり」への情熱がゲーム業界に新風を巻き起こす!
安積那由他(山﨑賢人)は、大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称「インディー」と呼ばれる若き天才ゲーム開発者。
「ジョン・ドゥ」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称されていたが、ある事件をきっかけにゲーム開発から離れ、静かに暮らしていた。
その一方で、老舗玩具メーカー「アトム玩具」は、海外との価格競争などの影響で、廃業の危機を迎えていた。
経営再建のために、一発逆転の新業態として「ゲーム制作」へ参入すべく、経営の舵を切る。
資金もノウハウも持たない「アトム玩具」は、天才ゲーム開発者の那由他とコンタクトを取ろうと奔走するが・・・。
那由他が中心となり、菅生隼人(松下洸平)と富永海(岸井ゆきの)を巻き込んで巨大資本の企業を相手に挑戦の旅に出る。
「ものづくり」への情熱は、競争の激しいゲーム業界で新たな伝説を生むことができるのか?
第1話
安積那由他は大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称「インディー」と呼ばれる若き天才ゲーム開発者。「ジョン・ドゥ」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称される存在。しかし、現在は自動車整備工場で働き、ゲーム開発からは離れていた。そんな中、老舗玩具メーカーの「アトム玩具」は、経営再建のために一発逆転のゲーム業界参入を決め、「ジョン・ドゥ」を探すことに・・・。資金もノウハウも持たない「アトム玩具」は、藁にも縋る思いで「ジョン・ドゥ」とコンタクトを取ろうと奔走するが・・・。
第2話
新生「アトム玩具」が動き出した。しかし、ゲームのアイデアが浮かんでこない那由他。社長の海は「ジョン・ドゥ」再結成を促すが、那由他は頑なに拒否する。新たなパートナーを探すことになった那由他は、海に連れられゲームジャムのイベントに参加すると、会場で隼人(松下洸平)とばったり会う。二人の態度に深い溝を感じた海は、ネットゲームカフェの森田を訪ねる。そこで森田の口から語られたのは、那由他と隼人と公哉の関係、そして興津との因縁だった。
第3話
「アトム玩具」で、那由他と隼人がゲーム作りを始めて10カ月が経つ。経営再建に向けて順調に滑り出し、繁雄たちのキャラクターは画面の中でイキイキと動き出していた。そんな中、「やよい銀行」神田支店の支店長・小山田が、突然融資金の即時返金を求めてくる。期限は1カ月。そして、従業員総出の資金集めが始まる。そんな折、パブリッシャーの晶が、投資家とゲームクリエイターをつなぐ大規模プレゼン大会への参加を提案する。那由他たちはラストチャンスに賭けるが・・・!?
第4話
アトム玩具のゲームは、完成を目前にし、データが消える事件が発生する。インド人投資家へのプレゼンに間に合わなければ、到底融資は受けられない。プレゼンまで、あと10日・・・。時間が迫る中、那由他らは急ピッチで復元を試みるが、作業の進め方をめぐって隼人と意見が割れ口論になってしまう。海は、社長として社内をまとめきれず、焦燥にかられていた。そんな中、興津は次なる一手を進めており・・・。
第5話
「アトム玩具」初のゲームが完成し、販売に向けて配信サイトに申請を出すが、どのサイトからも審査で落とされる。理由がわからず途方に暮れる那由他たちに、興津は「SAGAS」が運営する世界最大のゲーム配信サイトで新作ゲームを扱わないかと持ち掛ける。しかし、那由他たちは、自社のホームページで細々と配信を開始する。アトムワールドのイベントを開いて販促用のゲッチャリロボを配るが、ゲームの売り上げは一向に伸びない。そんな中、「アトム玩具」に、一通の問合せメールが届く。
第6話
アトム玩具は、やよい銀行の陰謀に落ち、SAGASに買収されてしまった。それから一年、那由他をはじめとする元社員たちは今、何を思うのか。新章、開幕!全てを失ったアトム玩具社員。勢力を増大させるライバル。敵か味方か分からない者たち?ゲーム業界の覇権をめぐる戦いの結末は・・・。想像を超える驚愕の展開へ!
第7話
社名を「アトム玩具」から「アトムの童」に変更し、新たなスタートを切って数年後・・・。会社はかつての活気を取り戻し、従業員も増えた。そんな中、那由他と隼人はゲームクリエイターの交流会での出会いを通し、新たなステージを見据えるようになる。一方、興津は「SAGAS」の株が大財閥の「宮沢ファミリー オフィス」に大量取得され始めたことに危機感を覚えていた。そこに「宮沢ファミリー オフィス」の社長・宮沢沙織が突然やって来る。「宮沢ファミリーオフィス」の影響力は「アトムの童」にも忍び寄っていて・・・。
第8話
那由他は「宮沢ファミリーオフィス」による「SAGAS」の買収問題の渦中、「アトムの童」の技術を取り返すために、興津のもとでゲーム開発を進める。隼人は、那由他と決別し、一人シアトルへ向かうことに・・・。那由他は「SAGAS」の存続を賭けた株主総会までに、新作ゲームの開発に取り組むが、アイデアが浮かばず行き詰ってしまう。不利な状況を察した興津は、最後の頼みの綱である、ある男の元へ向かうが・・・。そんな中、運命の株主総会が開幕する・・・。
第9話 最終回
「SAGAS」の社長・興津が警察に連行されたことで、株主総会は大混乱になる。「SAGAS」は代表不在で有力な委任状も「宮沢ファミリーオフィス」に奪われ、勝つ見込みがない。那由他は、劣勢を強いられる中、壇上に上がるが・・・。ゲーム業界の未来をかけた大勝負は、ついにラストステージへ。軍配はどちらに上がるのか・・・。
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(TBSテレビ、日曜劇場「アトムの童」より)
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