「とと姉ちゃん」
昭和5年。戦前の静岡県遠州。繊維のまちで育った主人公・小橋常子。
3人姉妹の長女・常子は、子ども思いの父と優しい母を茶目っけたっぷりに「とと」、「かか」と呼びながら、2人の妹の面倒をみるしっかりものの娘。
経済的にも不自由なく幸福な生活を送っていた常子たちだったが、父・竹蔵が結核にかかったことで生活は一変する。
死の間際、竹蔵は常子を呼び寄せ「ととのいないあとは、自分の代わりに家族を守ってほしい」と遺言を残す。
常子はその言葉を胸に、2人の幼い妹と、母を守って生きていこうと、胸に誓うーー。
「とと姉ちゃん」となった常子は、「当たり前の生活を大切にすること」という生前の父の教えを胸に、恋も休みもそっちのけで家族のために奮闘する。
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