「家族狩り」
直木賞受賞作家・天童荒太の不朽のミステリー小説を完全映像化。
「生きるとはどういうことか?」、「家族とは何か?」を世に問う問題作。
<ストーリー>
児童相談センターに勤める氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛める一方、アルツハイマー型認知症の父と、その介護に疲れた母と暮らし、強いストレスを感じていた。
高校教師・巣藤浚介は、日々の目的もなく、美術を教えている。
彼は恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。
警部補・馬見原光毅は、仕事に没頭するあまり、家族を崩壊させてしまったという過去がある。
そんな中、彼らの周りで続発する無理心中事件。
悲劇によって結ばれた人びとは、奔流のなかで、それぞれの生に目覚めてゆく。
人間の醜さ、哀しさ、気高さーー、さまざまな鎖から身を解き放ち、自らの手に人生を取り戻そうとする人々の姿を骨太かつ、エンターテイメント性豊かに描く。
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