「ホテルコンシェルジュ」
ある夏の朝、外資系ホテル「ホテルフォルモント」のロビーを天野塔子(西内まりや)が意気揚々と歩いていた。
彼女は今日から、コンシェルジュとして新たな仕事を始めるのだ。そんなフォルモントに、カリスマファッションデザイナーの海宝沙知(鈴木保奈美)が夫・悟(矢柴俊博)と息子・翼(寺田心)らと共にやってきた。
バースデイパーティーを毎年フォルモントで開催しており、総支配人の鷲尾陵介(高橋克典)もロビーまでお出迎えに来るほどのVIP客だ。
そんな沙知はパーティー当日にもかかわらず花の変更を要求、塔子は不安ながらも了承する。
それを知った先輩コンシェルジュの本城和馬(三浦翔平)は沙知の要求への妥協点を見出すために手を尽くし、ホテル内を奔走する。
本城の機転で沙知にも納得してもらうことが出来た。
しかし「コンシェルジュはNOと言わない」という言葉の真意を取り違えた塔子は、この件への関与を禁止されてしまう失意の塔子だが、お客様の前では笑顔を欠かすことは許されない。
初めてこのホテルに宿泊するという若者・渡辺祐二(尾上寛之)をコンシェルジュデスクに案内してきた珠久里太一(尾美としのり)から、祐二が恋人である田中まどか(浅見れいな)にプロポーズをすると聞かされ、サプライズプロポーズを提案し、客室係の亜里砂(夏菜)たちに飾りつけを頼む。
しかし生花業を営む裕二は、沙知のパーティーに使う花が変更になったことで急遽農園に行かねばならず、ホテル到着時間も全くわからないという。
焦る塔子に追い討ちをかけるようにまどかが到着したとの報が…。
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