「パーフェクトワールド」
いつかこのドラマがただのありふれたラブストーリーになりますように
建築士の鮎川樹(松坂桃李)は、大学生の時に事故に遭ったことが原因で、脊髄を損傷し下半身が不随に。
恋愛も、好きだったバスケットボールも、もうしないと心に固く決めていた。
そんなある日、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月)と再会。
閉ざされていた樹の心が、少しずつ開かれていく・・・。12年ぶりの再会は偶然か、それとも運命か・・・。
恋をあきらめた樹と、初恋相手への恋心がよみがえるつぐみ。
自らの障害が原因で恋をあきらめた主人公、車いすに乗った初恋の相手に恋心が再燃したヒロインがつむぐ愛の物語。
第一話 あらすじ
学生時代にイラストレーターを夢見ていた川奈つぐみは、妹のしおり(岡崎紗絵)と一緒に暮らしながら、インテリアデザイン会社で事務として働いている。
ある日、上司の東美千代(とよた真帆)から、設計事務所との打ち合わせの席に使いを頼まれる。
するとそこには、高校時代の同級生で、つぐみの初恋相手・鮎川樹(松坂桃李)の姿が。
樹は設計事務所で、学生時代からの夢だった建築士として働いていた。
偶然の再会に胸が高鳴るつぐみは、バスケ部のキャプテンとして活躍していた高校時代の樹の話を一同に聞かせる。
さらに、「もうバスケはやってないの?」と何気なく尋ねるが、次の瞬間、樹が車椅子に乗る姿を見て絶句。
樹は大学時代に事故で脊髄を損傷し、歩けなくなっていたのだ。
翌日、無神経な発言を職場まで謝りにきたつぐみを、樹は坂の上の公園に連れ出す。
仕事に情熱を燃やす樹の言葉を聞いたつぐみは、体以外は、かつての樹のままだと気づく。
そしてひょんなことから、つぐみが一人で行く予定だった美術展に、樹もいっしょに行くことになる。
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