「トドメの接吻(キス)」
主人公・堂島旺太郎(山崎賢人)、ホストクラブ「ナルキッソス」のイケメンナンバーワンホスト。
容姿は良いが「カネの切れ目が縁の切れ目」で女を弄ぶ、クズな男。
「欲しいのは愛なんかじゃない、目に見えるモノ・カネと権力だ」
過去のある事件をきっかけに、愛なんか求めようとせず、成り上がることだけを追うようになる。
そんな彼の前に現れた、個人資産100億とも言われるホテル王・並樹グループの社長令嬢。
「今度のターゲットはこの女だ」
旺太郎の毒牙が、彼女に迫る…。
そこに現れた一人の女。
青白い顔に、真っ赤な唇…。
女が彼に贈ったものは死の接吻。
女のキスで突如起こる、呼吸困難!身体痙攣!異常な動悸!
そして、旺太郎は死んだ。
しかし次の瞬間、彼は7日前の自分に戻っていた。
接吻から始まる、死のタイムリープ。
繰り返される出来事、場面、会話。
俺は、同じ時間を繰り返しているのか・・・?
謎のキス女によって、何度も同じ時間を繰り返す旺太郎。
あのキス女は一体・・・?
俺は何故、殺されなければならないのか?
「死のループ」と「謎の女」と「カネ」と「権力」を追い求め、邪道ラブストーリーが加速する。
【トドメの接吻(キス) 第一話 あらすじ】
歌舞伎町のホストクラブ「ナルキッソス」でNo.1ホストの堂島旺太郎(山﨑賢人)、源氏名は「エイト」。
旺太郎は、偽りの愛で女性を夢中にさせ、金が尽きたらポイ捨てするクズ男。
しかし、ある理由で大金が必要なため、生活を切り詰め質素な暮らしを送っている。
クリスマスイブの日、同僚ホストの和馬(志尊淳)から個人資産100億円のホテル王・並樹なみきグループの令嬢・美尊(新木優子)が来店していると聞いた旺太郎は、恰好の標的だと認識する。
しかし、旺太郎の前に現れた、真っ赤なルージュの不気味な女(門脇麦)に突然キスをされ、命を落としてしまう。
意識が戻った旺太郎・・・見覚えのある景色が・・・時間が一週間前に戻っていた。
同じ出来事、同じ会話が繰り返される状況に混乱しつつも、前回とは違う方法で美尊を落とそうとアプローチするが、再び現れたキス女。
旺太郎は、またしても殺されてしまうのだった。
以来、執拗に旺太郎の唇を狙うキス女に襲われ、旺太郎は時間をループしてしまうようになる。
キス女の奇襲から逃れ、なんとか朝を迎えた旺太郎の部屋に、興信所の根津(岡田義徳)と言う男が現れ、旺太郎の母・光代(奥貫薫)から、弟・光太こうたの捜索を頼まれたと知らされる。
旺太郎には、トラウマとなっている過去のある事故があった…。
12年前、父の旺(光石研)が船長を務めるクルーズ船「プロメテウス」のクリスマスクルーズに光太を連れて忍び込んだ際、二人は運悪く沈没事故に巻き込まれてしまう。
そして大晦日。
並樹家の乗馬倶楽部のパーティーに参加していた旺太郎は、政略結婚のため、美尊が気の乗らない見合いを強要されていることを知る。
そんな中、旺太郎は馬房で暴れている馬に襲われそうになり、並樹家の長男で妹想いの完璧人間・尊氏(新田真剣佑)に助けられた。
並樹家を取り巻く社交界に足を踏み入れた旺太郎は、美尊に思いを寄せる幼馴染の御曹司・長谷部(佐野勇斗)や乗馬倶楽部の部員・布袋(宮沢氷魚)など上流社会の人間から「ホスト」と見下されながらも金と権力を手に入れるため美尊に近づくチャンスを伺う。
しかし、そんな旺太郎を邪魔するかのように、キス女が何度も殺しに現れて・・・!!
旺太郎は、キス女から逃げるのに手を貸してくれたストリートミュージシャン・春海(菅田将暉)にだけ、自分の体験を打ち明ける。
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