「BG ~身辺警護人~」
BG=Bodyguard(ボディーガード)
武器を持たず、人を護る、民間の警護人。
SP=Security police(セキュリティポリス)
警視庁警備部警護課所属の警察官。
木村拓哉が、武器を持たず丸腰で警護対象者を徹底的に護るBGに挑戦!
民間のBGは、警備業法第二条一項四号の警備業務の一つとして規定されており、四号業務と呼ばれている。
顧客の保護を目的とし、現行犯と緊急避難の法的根拠をもって加害者の制圧に努め、その身柄を確保して警察に引き渡す。
装備できる武器は、警察の許可を受けた特殊警棒やフラッシュライト、防刃ベスト、刺又等。
拳銃の所持は許されない。
木村拓哉演じる島崎章は、過去の出来事をきっかけにBGの世界からは身を引いていたが、身辺警護課の新設を機にBGへの復帰を決意する。
極限の緊迫感の中で、BGたちが警護対象者をどのように護り、任務を遂行するのか。
人生の再起をかけて立ち上がる男・島崎章が、命を左右する緊迫した状況に丸腰で立ち向かう。
【BG 第一話 あらすじ】
日ノ出警備保障の警備員、島崎章(木村拓哉)が勤務する工事現場に、一台の黒い車が通りかかる。
助手席には、警視庁SPの落合義明(江口洋介)、そして後部座席には厚生労働大臣の立原愛子(石田ゆり子)が座っていた。
記者たちに追われている事を察した章が抜け道を指示すると、急発進した車はコーンを飛ばして疾走するのだった。
翌日、章は日ノ出警備保障の社長・今関重信(永島敏行)に呼ばれ、本社へ向かう。
そこで身辺警護課の新設とそこへの着任を打診される。
数年前、とある出来事をきっかけにボディーガードの世界から身を引いていた章は、一度は固辞するが、今関の強い希望で押し切られてしまう。
各部署から集められたメンバーと共に、厳しい訓練を終え、新人ボディーガードとして身辺警護課の初の任務に就く。
依頼人は隅田川で開催されるマラソン大会のスポンサーであるサスケフーズ会長の大久保佐助(伊武雅刀)。
当日、大会に出席する際の警護が任務の内容だった。
その頃、厚生労働大臣の愛子は、脅迫状を受け取っていた。
「退陣なくば、死の号砲が鳴る」という文面に警視庁SPの落合は、スターターとしての参加が予定されているマラソン大会への出席を取りやめるよう進言。
しかし愛子は「脅迫に屈することはしない」と参加への決意を新たにする。
そして、マラソン大会の日を迎えることになるが、章と同僚の高梨雅也(斎藤工)の間で、警備に対する考え方に食い違いが生じていた。
脚本:井上由美子
「営業部長 吉良奈津子」「遺産争族」「まっしろ」「昼顔」「緊急取調室」ほか
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