「ナポレオンの村」
東京都の西の果て、星河市にある「神楽村」は、日本が1万箇所以上抱える限界集落のひとつ。
そんな神楽村の村興しという任務を帯びてやってきたのは、都庁の役人・浅井栄治(唐沢寿明)。
彼は東京オリンピックに関わる大プロジェクトで「不可能なことはないと私は信じています!」と、力強いスピーチをするスーパー公務員だった。
ところが、星河市の発展を名目に神楽村の廃村をもくろむ市長の福本純也(沢村一樹)や、福本の腰巾着である課長の山田大地(ムロツヨシ)をはじめ、農林商工課の職員たちは都会から来た浅井を煙たがり、とても歓迎ムードではない。
浅井の補佐として選ばれた岬由香里(麻生久美子)も、実は、浅井が「余計なことをしない」ための監視役だった。
しかし浅井は着任早々、幼なじみの経営コンサルタント・戸川真人(山本耕史)や、村人たちから絶大な信頼を得る神主・菰田孝三郎(イッセー尾形)らの協力を得て村祭を大成功させる。
さらには、移住者のサポート事業や、神楽村の食材を活かした観光客の誘致、また村人と都会の女性との婚活イベントを次々と成功に導くことで、村人たちは徐々に団結し、希望を取り戻していくのだった。
そして遂に、神楽村の負の遺産…
元採石場を中心に「村全体をアトラクションにする」という一大プロジェクトが動き出すのだがー。
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