「結婚式の前日に」
芹沢ひとみ(香里奈)は築地で寿司屋を営む父・健介(遠藤憲一)に男手ひとつで育てられた。
中堅不動産会社の中で、男性社員に負けじとマンション開発に携わっている。
その一方で医師の園田悠一(鈴木亮平)と婚約中で、100日後に結婚式を控えていた。
そんな彼女はある日突然「脳腫瘍」と診断され、このままでは命も危ぶまれる状態と知る。
100日後には結婚式だというのに……。
しかも、そんな彼女の前に、28年前に出て行った母・可奈子(原田美枝子)が突然現れる。
可奈子は自分の夢を追って、家を、そして日本を飛び出した超自由人で型破りな女。
だが、ひとみの結婚を知った可奈子は、結婚式の前日に娘に三ツ指をつかれて挨拶されるのが夢で帰国し、結婚式にも出る気満々だった。
28年間ほったらかしで、どれだけ勝手な母親なんだと可奈子と口論になるひとみ。
破茶滅茶な可奈子の行動はひとみには理解不能で今さら母親ぶられても腹立たしいだけ、母の身勝手な愛を絶対に許すことなんてできない!
一方の可奈子はそんなのお構いなしに「ひとみを死なせない」と意気込み積極的に娘に関わっていく。
こうして、娘と母の100日間の物語が始まった!
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