「アイムホーム」
エリートサラリーマン“だった”家路久。10本の鍵の束を手放せない彼には、自分自身にもわからない謎があったーー。
単身赴任先で起きたある事故によって直近5年ほどの記憶が曖昧になってしまった男・家路久(木村拓哉)。
妻も息子もいるものの、なぜか、ふたりとも仮面をかぶったように見えてしまう…。
表情の窺えない妻子に対して愛情があるのかさえわからないことで、久は苦悩。
一方で、久の記憶の中には離婚した前妻と娘への愛着が…。
空白の5年間はどんな日々だったのかーー久はそれを探るため、手元に残った謎の10本の鍵の束を元に、過去の自分を探す旅に出る。
「10本の鍵の束の謎とは?」
「過去の妻子とは何故別れてしまったのか?」
「そして…現在の妻子はなぜ、仮面のように見えるのか?」
鍵を手に、過去に関わった人々たちの家々を訪れ、少しずつ謎を解き明かしていく久の姿を、ときにコミカルに、ときにハートフルに、そしてときにブラックに描く。
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