「学校のカイダン」
さあ、コトバの力で世界を変えろ。「コトバで世界を変える物語、はじまる。」
一人の底辺女子高生が、学校の頂点へ革命のカイダンを駆け上がる!!
そのための彼女の武器は…。
誰もが手にできる、そして世界で最も強力なたった一つの武器。
「コトバ」=「スピーチ」!
歴史上、語り継がれる「名スピーチ」。
何千万人もの人の心を操る、とある偉人の魔法の言葉。
世界が変わる時、世は常に、誰かの「コトバの力」によって動かされてきた……。
そして、実はそんな名スピーチには常に、それを生み出し、演出をする「影」の人物がいる。
その職業の名を人は「スピーチライター」と呼ぶ……。
この物語は、一人の「女子高生」と伝説の「スピーチライター」の出会いから始まるお話。
彼女は、彼にいざなわれるように、革命の階段を上がっていく。
ド底辺の「女子高生」×天才の「スピーチライター」
誰もが見たことのない、新たな学園ドラマが始まる!!
高校2年生の春菜ツバメ(広瀬すず)は、祖父の徳次郎(泉谷しげる)と二人暮らし。
通っていた高校が2か月前に閉鎖され、名門の明蘭学園高校に特別採用枠で編入した。
誉田蜜子(浅野温子)が理事長兼校長を務める明蘭学園高校は、様々な事情で通っていた学校が閉鎖されてしまった生徒を無償で受け入れるプロジェクトを実施。
しかし、明蘭学園には“プラチナ8”と呼ばれる裕福で華やかな生徒たちがトップに君臨し、学園を牛耳っており、ツバメのような特別採用枠の生徒は“特サ枠”と呼ばれ、他の生徒たちからバカにされていた。
ある日、ツバメは教頭の金時(生瀬勝久)から、全校生徒の前で新しい生徒会長に選ばれたことを知らされる。
突然の出来事に、驚くツバメ。
ツバメは無理やり、クラスから一人出さなければいけない生徒会長選挙の候補者にされていた。
そして、プラチナ8のメンバーが、ツバメが選挙で生徒会長に選ばれるように仕組んだのだった。
生徒会長を押し付けられたツバメは、さっそく老人ホームでのボランティア活動を取り仕切ることに。
しかし、プラチナ8の生徒たちは遊んでばかりで、ツバメに仕事を押し付ける。
途方に暮れるツバメの前に、謎の男(神木隆之介)が現れる。
彼はツバメの胸の内を見透かすように「願い事をかなえてやろうか?」と謎めいた言葉を口にする。
翌日、ツバメたちが行った老人ホームの施設長が明蘭学園に怒鳴り込んでくる。
ボランティアに行った生徒の誰かが搬送用のストレッチャーに乗って遊んでいる画像がインターネットに出回っていたのだ。
学校のイメージを守りたい金時はツバメに、悪ふざけをしていた犯人を捜すように命じる。
まもなく、犯人として油森(須賀健太)の名前が挙がる。
油森は自分がしたことだと認め、退学処分になる手はずに。
しかし、ツバメには生真面目な油森がそんなことをそんなことをするとは信じられない。
どうやら、油森はプラチナ8の生徒たちに、犯人に仕立て上げられたようだった。
ツバメは真実を明らかにして油森を救おうとするものの、そこに見えるのは、生徒も教師も保護者を腐った学園というおかしな世界…。
何もできず崩れおちるツバメの前に、またもや謎の男が現れ…。
|