「あまちゃん」
第1部・故郷編(第1話 - 第72話)
東京で生まれ育った16歳の天野アキは、2008年夏、祖母・天野夏の危篤の知らせを受けた母・天野春子に連れられ、春子の郷里である岩手県北三陸市袖が浜を初めて訪れる。
しかし夏の危篤の話は、後継者不足に悩む観光資源「北の海女」を春子に継いでもらおうと、北三陸駅の駅長・大向大吉がついた嘘だった。
24年前に家出同然で上京した春子は、夏との口論の末に東京に戻ろうとするが、夏ら海女たちの勇姿と過疎化が進む北三陸の現実を知ったアキは、暗く引っ込み思案な今までの自分を払拭し海女になる決意をする。
第2部・東京編
前半(第73話 - 第132話)
2009年夏、17歳のアキは上野駅に降り立つ。
しかし、アキが加入する「GMT47」(GMT)は人気アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」(アメ女)の2軍扱いでメンバーは6人のみ。
加えて、相方のユイが来ないことを事務所関係者に露骨に落胆されたり、父・正宗に恋人の存在発覚など、アキは厳しい現実に直面して落ち込む。
後半(第133話 - 第156話)
3月11日、東日本大震災が発生。
翌日に控えたアキとGMTの合同ライブは急遽延期され、海が舞台の『潮騒のメモリー』は上映打ち切りになるなど、世情は大きく変わる。
北三陸の人々の無事は確認できたものの、現地の様子が気になる心を抑えアキは仕事に打ち込み続けるが、6月、芸能活動を辞めて独りで北三陸に帰る。
現地の惨状を見たアキは震災と津波被害で壊滅的状態の海女カフェを復興させることを宣言する。
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